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「たこ満」様に学ぶ地域密着経営

2016年05月09日

少し前に、TV番組「カンブリア宮殿」で地元のお菓子屋さん「たこ満」さんが特集されていました。ご覧になった方もいるのではないでしょうか。

「たこ満」様に学ぶ地域密着経営

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■カンブリア宮殿HP
 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20160211.html

■たこ満HP
 https://www.takoman.co.jp/shop/
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贈答用の菓子折りを用意する際など、私も時々たこ満さんに足を運ぶことがあります。以前から「なんとなく、いいお店だな」と思っていました。

今回TVを通して「なんとなく、いいお店」を作り上げるための舞台裏を見て、いろいろと感じることがありました。

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①「目玉商品」はつくらず、多品種生産

 成功している企業の多くは、他社にはない「目玉商品」をつくって、その商品力・ブランド力が成長の源泉になっています。例えば、地元の「春華堂」さんの「うなぎパイ」はその典型です。
 
 しかし、ほとんどの場合、全国に通用する強力なブランド力を持った商品をつくることは難しい。
 
 たこ満さんには正直「これ」といった目玉商品はありませんが、和洋あわせて何百種類ものお菓子があり、また日々新商品を開発しているそうです。クリスマスケーキだけで75種類もある。確かに、私も「たこ満にいくといつも新しいお菓子が見つかる」という印象を持ってます。
 
 たこ満の平松社長によれば、「味は普通でいいから、食べ飽きないことが大事。いくら美味しくても、毎回同じ商品ではお客様は飽きてしまう。飽きさせないためには、いろいろなお菓子を絶えず作り続ける必要がある」とのこと。
 
 確かに、地域密着で、地元のお客様に繰り返し買っていただくためには、一点突破で特別な目玉商品をつくるよりも、「幅広い商品を絶えず開発してお客様を飽きさせない」ほうが理にかなっているように思います。

②社員同士で「褒めあう」社風

 たこ満さんでは「ありがとう」カードといって、社員が同僚に何かを手伝ってもらったり、いい仕事をしていることに気が付いた時に「ありがとう」のメッセージを伝えるカードを渡すことにしているそうです。
 
 で、面白いのは、「ありがとう」カードをたくさんもらっている人ではなく、たくさん渡している人を社内表彰する・・・という仕組みにしていることです。
 
 平松社長によると、「周囲をよく見て、他人の長所に気づける社員がたくさんいると、ありがとうが飛び交う会社になり、自然と雰囲気が良くなる」とのこと。
 
 普通の会社の場合、良いことをしていても、上司にも同僚にも気づいてもらないことが多いし、それが当たり前になってしまっていることが多いものです。
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「たこ満」様に学ぶ地域密着経営


・・・お菓子屋さんと不動産会社では仕事は全く異なりますが、「地域密着&多角化」は、たこ満さんと当社に共通するコンセプトです。

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 a)特別なことはできなくてもよいから、当たり前のことをしっかりやる。
 b)サービスの範囲を毎年広げて、お客様から繰り返しご相談いただくことを目指す。
 c)社員同士が褒めあう風土を作って、お客様から見て「いい雰囲気」を育む。
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われわれも、たこ満さんと同じように、こんな風な会社にしたいと改めて思います。


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Posted by 不動産のアライブ at 09:00 │ その他
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